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運動して筋力をつければ、痛みやコリが治る??

こんにちは。
新丸子・武蔵小杉の整体院
中原カイロプラクティックセンター、石田です。

痛みやコリでお悩みの方が、共通して言われることの1つに「ぜんぜん運動してなくて…」ということがあります。

そして、皆さん共通して次に続く言葉は「運動して筋肉がつけば肩こり無くなりますよね?」「腰も痛くなくなりそう」「肩がもっと動くようになると思うんですけど!」

やっぱりスポーツ選手のように、身体はよく動くし、強いし、あんな風になりたいですよね(^^)

確かに運動不足は、痛みやコリの原因の1つになり得ます。

ただ、ちょっと気になることが・・・

よく、どこかが痛いと病院に行くと…

「運動不足ですね。運動して筋肉をつければ良くなりますよ。」

「腰痛? 腹筋・背筋を毎日やってください。」

そんな風に言われてリハビリに通ったり、家でエクササイズをすることも多いと聞きます。

  • 肩がこるから、腕立て伏せ,ダンベル体操
  • 腰が痛いから、腹筋,背筋
  • 膝が痛いから、スクワット

すると、どうなるでしょう?

一般的に、慢性的な痛みやコリがある状態とは、身体がどうなっているのか想像してみてください。

なんとなくはイメージできると思いますが、痛みがある・コリがあるというのは、筋肉が固まった状態、更には筋肉に対する血液の循環が滞ってしまった状態です。

そして筋肉は、骨と骨をつなぐ形でくっついています。つまり『関節をまたいで』つながっているんですね。

つまり筋肉が固くなれば、そのまたいでいる関節の動く範囲も制限されてしまい、可動域が狭くなってしまう訳です。

運動というのは、関節を大きく動かし、そして筋肉を激しく伸び縮みさせます。

そして身体に最大限の負荷をかけることで、最大限のパワーが発揮される仕組みです。

ということは…

  • 関節の可動域が狭い状態で、関節を大きく動かしたら。。。
  • 筋肉が固まった状態で、筋肉を激しく伸び縮みさせたら。。。
  • 血液の循環が滞っている状態で、身体に負荷をかけたら。。。

あなたの身体はどうなるのか、チョット想像してみてくださいね(^ ^)

オリンピック選手やプロ野球選手・Jリーガー、日本を代表する一流アスリートのように屈強な筋力の持ち主でさえ、首を痛めたり・腰を痛めたり・膝を痛めたりします。

でもあれは、決して筋力不足や運動不足で起きている訳ではないですよね?

まさか、お医者さんもアスリートの人達に「筋肉をつければ良くなります!」とは言わないはずです。

アスリートが強い筋肉をつける目的というのは、第1にはもちろん競技のパフォーマンスの向上の為です。

そして第2に、パフォーマンスの向上の反動で、身体に強い負荷を受けることから身を守る為の『ケガの予防』でもあるんです。

実際の痛みやコリの原因というのは、トレーニングし過ぎたことによる勤続疲労、更には柔軟性の欠如によるものが大きいんですね。

アスリートではない、一般の我々の身体も同じです。

生活習慣が違うだけで、みな同じ人間なんです。

普段のお仕事での身体の動き・ストレス・姿勢やクセ・食生活など…そういったこと全ての勤続疲労が血液循環を鈍らせ、筋肉、更には関節の柔軟性の欠如へとつながってしまうのです。

当院でも、症状を早く改善させる為に体操などをご指導させていただくことも多々あります。

ただそれは、強い筋肉をつける為にご指導している訳ではなく、、あくまでも柔軟性を意識したものとご理解ください。

もちろん、筋力をつけることが悪いという訳ではありません。

最低限の筋力の強化は、健康な生活を送る上でも非常に大事です。

ただ、慢性的に痛い状態・こり固まった状態で筋力をつけると、更に筋肉の『しなやかさ』が失われ、強くてもすぐにケガをしてしまう『質の悪い筋肉』が出来上がってしまいます。

ですので、運動して筋力をつけたい!という方は、強さの前に、まず柔らかさを!!

運動は決して筋肉を強くするためではなく、筋肉や関節の柔軟性をつけるため。

更に柔軟性をつける目的は、痛みやコリを治したり改善する為ではなく、あくまでも症状を悪化させない為・痛みを出さない為の『予防』と認識してください。

『よく解らない』『どうしたら良いの?』という方は、是非一度ご相談くださいね。

今回もお読みいただきありがとうございます!

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