運動して筋力をつければ、痛みやコリが治る??

ラグビーワールドカップ、盛り上がっていますね。
初の日本開催と、今までなかなか日の目を見てこなかったラグビーを一躍人気スポーツへと押し上げてくれました。
(私自身は、30年来の大ファンですが…(^-^;)

やはりスポーツの明るい話題は、見ている方の感情にも火をつけてくれるようで、選手達の活躍を見ていると「自分もやってみたい!」そんなふうに思いますよね?

さすがに、今からラグビーを始めるというわけにもいかないでしょうが、実際のところ「何か身体を動かしたい!!」という方からご相談を受けました。

そして、皆さん共通して次に続く言葉は「運動して筋肉がつけば肩こり無くなりますよね?」「腰も痛くなくなりそう」「肩がもっと動くようになると思うんですけど!」

やっぱりアスリートの皆さん、身体よく動くし、あんなふうになりたいですよね(^^)

でも、ちょっと気になったので書かせていただきました。

『運動して筋力をつければ、痛みやコリが治る??』

よろしかったら、お読みください。

よく、どこかが痛いと病院に行くと「運動不足ですね。運動して筋肉をつければ良くなりますよ。」「腰痛? 腹筋・背筋を毎日やってください。」

そんなふうに言われることも多いと聞きます。

肩がこるから、腕立て伏せ・ダンベル体操。

腰が痛いから、腹筋・背筋。

膝が痛いから、スクワット。

すると、どうなるでしょう?

一般的に、慢性的な痛みやコリがある状態とは、身体がどうなっているのでしょうか?

なんとなく想像つくと思いますが、痛みがある・コリがあるというのは、筋肉が固まった状態、更には筋肉に対する血液の循環が滞ってしまった状態です。

そして筋肉は、骨と骨をつなぐ形でくっついています。つまり『関節をまたいで』つながっているんですね。

そうすると筋肉が固くなれば、そのまたいでいる関節の動く範囲も制限されてしまい、可動域が狭くなってしまう訳です。

運動というのは、関節を大きく動かし、そして筋肉を激しく伸び縮みさせます。

そして身体に最大限の負荷をかけることで、最大限のパワーが発揮される仕組みです。

ということは…

関節の可動域が狭い状態で、関節を大きく動かしたら。。。

筋肉が固まった状態で、筋肉を激しく伸び縮みさせたら。。。

血液の循環が滞っている状態で、身体に負荷をかけたら。。。

あなたの身体はどうなるのか、チョット想像してみてくださいね(^ ^)

オリンピック選手やプロ野球選手・Jリーガー、日本を代表する一流アスリートのように屈強な筋力の持ち主でさえ、首を痛めたり・腰を痛めたり・膝を痛めたりします。

でもあれは、決して筋力不足や運動不足で起きている訳ではないですよね?

まさかお医者さんも、そういう人達に「筋肉をつければ良くなります!」とは言わないはずです。

アスリートが強い筋肉をつける目的というのは、第一にはもちろん競技のパフォーマンスの向上の為です。

そして第二に、パフォーマンスの向上の反動で、身体に強い負荷を受けることから身を守る為の『ケガの予防』でもあるんです。

実際の痛みやコリの原因というのは、トレーニングし過ぎたことによる勤続疲労、更には柔軟性の欠如によるものが大きいんですね。

アスリートではない、一般の我々の身体も同じです。

生活習慣が違うだけで、みな同じ人間なんです。

普段のお仕事での身体の動き・ストレス・姿勢やクセ・食生活など…そういったこと全ての勤続疲労が血液循環を鈍らせ、筋肉、更には関節の柔軟性の欠如へとつながってしまうのです。

当院でも、症状を早く改善させる為に体操などをご指導させていただく場面も多々あります。

ただそれは、強い筋肉をつける為にご指導している訳ではなく、、あくまでも柔軟性を意識したものとご理解ください。

もちろん、筋力をつけることが悪いという訳ではありません。

最低限の筋力の強化は、健康な生活を送る上でも非常に大事です。

ただ、慢性的に痛い状態・こった状態で筋力をつけると、更に筋肉の『しなやかさ』が失われ、強くてもすぐにケガをしてしまう『質の悪い筋肉』が出来上がってしまいます。

ですので、運動して筋力をつけたい!という方は、強さの前に、まず柔らかさを。

運動は決して筋肉を強くする為ではなく、筋肉や関節の柔軟性をつける為。

更に柔軟性をつける目的は、痛みやコリを治したり改善する為ではなく、あくまでも症状を悪化させない為・痛みを出さない為の『予防』と認識してください。

『よく解らない』『どうしたら良いの?』という方は、是非一度ご相談くださいね。

今回もお読みいただきありがとうございます!

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